西郷どん最終回やはりよい回だったなあ。以下ネタバレ含むよ。
友情の物語だったな。 西郷どん。民を愛した、友を愛した。
大久保も結局友情のために生きた。 欧米列強に負けない国を作る、それは西郷どんとの約束だった。 だから友のために生きたと言える。
西郷どんは波乱万丈でありながら起伏のないドラマのように見えた。 これはこれでよい。 毎日徐々に物事は進むからだ。 その中で時代が変わる準備がされ友情はすれ違っていく。
時代の変化に取り残された士族たちを西郷どんは抱きしめともに生きたと菊次郎は言った。 そういう面もあるだろう。
時代によって変化したのは国だった。 国は西郷どんにとって大きいものだった。士族は西郷どんにとって弱い小さいものだった。
大久保は全体あるいは国あるいは多数を優先した。西郷どんは数は少なくても弱いもののために生きた。いや全国の士族の数を思えば少なくない。
西郷どんは友情の物語というよりも弱いものに寄り添う物語だったである。