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どこでもデスマーチ

会社や家庭の問題を乗り越えていく記録。

テレビのわかりやすさ、について

TV『プロフェッショナル』で猪子寿之の回を見た。 後半、食物連鎖を題材にした作品を作成する過程を見た。 一緒にみていた友人はそれを、飽きた、と言った。 描いた魚が泳ぐ作品と、それほど違わないというのだ。

ぼくもその言葉を聞いて、確かにそうかもしれないと思った。 子ども向けの作品だ。そして、食物連鎖をプログラムする様子も描かれた。 処理がわかってしまっては、後ろで動く処理が意識されてしまう。

テレビではわかりやすさを優先する 、ということもある。 簡単な事例を挙げるのだ。番組をまとめるため、あるいは、伝わる人数を最大化するためには、仕方ない。

チームラボには日本語のパースペクティブを題材にした、別の作品群もある。 『プロフェッショナル』では、当人の特徴を描写するために、作品の紹介は二の次である。

だから、取り上げられる作品がつまらなく見えても仕方ないのである。

ETV特集 最強ソフトVS個性派棋士~激闘 電王戦二番勝負~』では、山崎八段とポナンザの戦いを見た。 ポナンザは将棋ソフトだ。 どうもその戦いでは、山崎八段がポナンザの強さを意識してしまい、自分の手に自信が無くなり、手を間違えて、敗北したという内容に思えた。 これもわかりやすい、ドラマの例と思う。 実際の敗因は、それほど単純な話でないように思う。 実際のところはどうだったかは不明だ。番組の中では将棋ソフトの強さの技術的な理由も説明していた。数億回の対局のシミュレーションだ。

だが、最終的に、対局の敗因が、気の迷いである、というように整理してしまったところに、少し違和感がある。

人間はわかりやすさに安住しやすい。現実を、自分が理解できる範囲で、理解したと思い、予想していないだろうか。 現実は、自分が想像するより複雑だ、あるいは、想像するより上手(うわて)であると考えておいたほうがいいだろう。