おじさんプログラマの子育てデスマーチ日誌

ソフトウェア開発者が会社や家庭での問題を乗り越えていく記録。本当は働きたくない。リアルな日記と子育てアイディアを配信します。

イエスをノーに変える交渉術と言葉を強くする方法が学べる!コピーライターに学ぶ口下手のための練習本『伝え方が9割』は良書!

伝え方が9割

伝え方が9割

やばい、良本! 久しぶりのウキウキ感です。

人を説得するテクニック7つと、文を強くするテクニック5つ。言葉に関するテクニックが伝授される。

さすがコピーライター。説明が図入りで、テクニックのイメージを理解させる。具体例を読むと、ほんとうにすごい!テクニックでこれだけ、言葉は伝わりやすくなるのか?!と驚く。

常にそばにおいて、文章を書くときは見直したいよ。

ただ、読んでいて違和感がある。テクニックが相手も知っていたら、テクニックを使って説得にきていることがわかる。鼻につく。テクニックをテクニックのように思わせないようにする。それはさらに発展形だろう。筆者は基礎を読者に提供するのだ。

また、シンプルにテクニックがまとめられている、この本。しかしテクニックはこれだけで、全世界のテクニックが網羅されているわけではないだろう。それも、筆者は知っていて、テクニックは自分で探してほしいとも言う。自分のテクニックの限界も知っている筆者は、なんて正直なんだろう。

言葉でほんとうに苦労した筆者は、この世界の言葉のレベルを上げようとした。人間づきあいで苦労している筆者だからこそ、人間づきあいで苦しむあなたを救いたいのだろう。それが伝わってくる。やさしさも伝わってくる良本。3時間ほどで読めて、言葉の質があがる。非常にお得だ!そして、もっと時間をかければ、さらに味わえるから、2度お得だな。

実は、本のまとめシートが付録しており、それは手帳に挟んで使える。 これは久しぶりに、楽しく、かつ、実用的な本を見つけました。

筆者の主張では、伝え方は才能ではない。伝え方は誰でも身につけられるテクニック、技術なのだ。

伝え方が9割

伝え方が9割